真空乾燥システムは、高速水流が作り出す真空状態によって 沸点を降下させ、低温での蒸発を可能にし、固体と液体を蒸発 分離(固液分離)する装置です。

運転時のエネルギー効率や騒音にも配慮し、食品加工や廃液 処理などの業務を通じて、資源の有効利用や環境保全に力を 発揮します。

食品残渣・廃液処理・含油排水等は、低温で乾燥・固液分離を することにより、有用な商品化並びに再利用等が可能となります。

自社の真空乾燥機を使った新素材作りの提案

真空乾燥機を使い、現在市場に出ていないような摘果品、野菜等の間引き品、色、形が悪い規格外品、B級品などを新たな食品原料に加工します。 これにより今まで廃棄されていたものを利用し、低温真空乾燥が新たな高付加価値、高機能商品を生みだします。

みかん農園での真空乾燥機の利用例

みかん農園では、とても品質の高いみかんを生産していますが、その高い品質を保つために市場に「みかん」として出荷されるのは全体の生産量のわずか3割です。
残りは「規格外品」「B級品」などと扱われみかんジュースなどに加工されます。
ジュース等に加工されたみかんの全重量の40%は搾りかすとして廃棄されます。そしてこのしぼりかすの廃棄に多大な費用をかけています。

みかんの廃棄物の利用

真空乾燥機ではこれらのみかんの搾りかすから、みかんの自然な香りが残るみかん細胞水、多岐によって活用されるみかんオイル、また低温真空で乾燥しているので をみかんの栄養素をそのまま残した乾燥品がとれ、高付加価値を持つ食品原料を生み出すことに成功しました。

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